初めて本戦からの出場という事で新橋の新雀荘へ行ってきました。
マスターズは1発裏ドラ有ルールなのでAルールと打ち方は変わる。
手数を多くしてなるべくリーチをかける事を意識して臨みました。
会場に到着し、大会運営兼選手である藤原プロから配られた卓割り
が書かれた得点表の卓に着くとまだ誰も来ておらず自分が一番目。
しばらくして室伏プロが場所を確認に来たのでどうやら王位戦本戦
以来の同卓が濃厚。更にしばらくして現われたのが黒沢咲プロ。
たいてい女流プロは遅く来るので別会場になる事が多く当たる事は
ないだろうと思っていたのにこの日は気合十分の模様。
残る最後の椅子には誰が座るのだろうと思っていたらこれまたどこ
かで見たことがあるような女性。黒沢プロとの会話から小島先生の
お孫さんである小島優プロである事が判明。
小島先生といつかリアル対戦する日が来るまで麻雀はやめられない
と思っていましたが、先にお孫さんとの対戦が実現しました。
そんな訳で大会参加者の中でも数少ない女性参加者の内、いきなり
3人と卓を囲む事となった1回戦。
どこかで似たような雰囲気を見たなと思ったのは女流桜花でした。
久々の再会を果たした同窓会の集まりのような気分。世間話をして
いたら知らない内に闘争心が薄らいでしまったかもしれません。
■1回戦
対戦者:黒沢咲プロ四段、室伏理麻プロ四段、小島優プロ初段
東場は小島プロ、室伏プロがリードする展開。ドラ暗刻の手をいと
もあっさりあがっていく小島プロの速さに手が追いつかず点棒は
削られる一方。再三リーチをかけ手は入っていたような黒沢プロ、
全てかわされて不発に終わっていたがオーラスで跳満ツモを成就。
逆転2位に浮上。自分はいきなりハコ下ラススタート。
4着 得点:▲33.1 順位点:▲15 計:▲48.1
■2回戦
対戦者:木村東平プロ八段、斉藤智子プロ五段、山本拓哉プロ初段
斉藤智子プロとは王位戦本戦以来の同卓。向こうも自分を覚えて
いてくれたようで嬉しかったです。木村プロは中部本部長、山本
プロは同じく中部の新人さんとの事。
名古屋のリアル大会に参加した時にちらりと拝見しただけの木村
プロが圧倒的な強さで勝ち上がり。木村プロの手牌を見たときに
自分のクセや切るであろう牌を読んでいる待ちだなと途中で気付
いた時には時既に遅し。持ち点は1万点を切っていました・・・。
4着 得点:▲26.0 順位点:▲15 計:▲41.0
■3回戦
対戦者:吉田直プロ四段、松崎良文プロ四段、近藤誠一プロ
またしても王位戦本戦で同卓したメンバー、吉田直プロと同卓。
既に消化試合気味ではありましたが、同じメンツに何度も負ける
訳にも行きません。
自分親番の東1局、トイツ場になり三暗刻ドラ2一人聴牌で流局。
続く1本場。トイツ場の流れは変わっていませんでした。
上家の近藤プロ(最高位)が開いた手は四暗刻。16100点の
親カブリ。それでもまだ東1局目、打点重視で攻め続け、オーラス
で逆転可能な点差まで詰め寄るも一歩届かず2着終了。
2着 得点:+18.6 順位点:+5 計:+23.6
■4回戦
対戦者:井出一寛プロ六段、大川哲哉プロ四段、坂本大志プロ
チーム北関東の井出プロと大川プロは知っていましたが、協会の
坂本プロの実力は未知数。井出プロと大川プロは5回戦に望みが
あるらしいが、目なしでもそう易々と勝たせるつもりはありません。
最終局は満貫・跳満の飛び交う激しい打撃戦になりました。
序盤は協会の坂本プロがリードを広げるも2位以上が条件の井出
プロが猛反撃を見せトップ目に立つ。自分は南1局の親番で連荘
し、一時はトップも入れ替わるが最後はラス目からリーチが入り
無理に1位に固執せず2着やめで終了。
2着 得点:+6.8 順位点:+5 計:11.7 トータル:▲53.8
初のマスターズ本戦はあっけなく終了しました。
今回は208名が本戦に参加となりましたが、年々本戦枠が増え
てきているので今後はシード枠や予選通過枠を減らすそうです。
対局開始前の森山会長の言葉にあったのは近年のレベルの低下。
そして
マスターズは麻雀大会でなく、タイトル戦だ。
という言葉が印象に残りました。
4回戦全てプロとの対戦でしたが、同じ土俵で対戦している以上、
やはり負けて悔しいと思う気持ちにならないようではダメですね。
どんな心構えでタイトル戦に臨み、何の為に打つのか?
考えさせられました。
少なくとも自分のように会場でファン丸出しの行動をしている内
は勝てないでしょうな。(苦笑)