2006年12月17日

女流桜花リーグ第5節 観戦記(2006/12/16)

今年から新たに始まったリーグ戦で女流プロだけが参加するタイ
トル戦、連盟の女流桜花リーグを前節に続き観戦。
会場内は女流プロだらけなので観戦者は少々目立つので居ずらい
ものがありますが、色々なプロの打ち方とか勉強になるし、応援
してるプロは近くでみたいし、結果も自分の目で確かめたいので
気になる対局があるときは足を運ぶようにしてます。

注目は会場ほぼ中央卓、何度か対戦させてもらっている黒沢咲
優木美智p、言わずと知れた二階堂瑠美p、そして市川陽子
と実力派が揃う。市川pについてはほとんど打つ所を見たことが
ありませんでしたが、他の三人は手役を重視する方だと思うので
予想通り腰の重い展開。

実際に見たのは二回戦からでしたが、こだわる打ち方を徹底する
するのが瑠美p。自分のスタイルを崩さず、三色に寄せる場面や
南三局親で国士を狙ったり、どちらもアガリには繋がりませんで
したが積極的に前に出る姿勢で魅せてくれました。それにこの日
は、というかいつも? 二階堂姉妹はにこにこしながら楽しんで
打ってるのが印象的ですね。二回戦でトップは圧勝で黒沢p。
対局前の順位で8位と好位置につけていたのでこれで勢いにのる
かと思いきや、三回戦は緊迫した大接戦となり二着。僅差で瑠美
pがトップ。黒沢pは南一局で得意の四暗刻を狙いかける場面も
ありましたが、市川pからダマで出アガリ。確か待ち牌もよくな
かったので市川pの親蹴り優先したのかも?
最後の4回戦では2回戦、3回戦4位で苦しい状況になった優木
pが再び息を吹き返す。前半で大きくリードした流れを変えずに
最後まで集中力を切らすこともなくテンポよく局を運びそのまま
逃げ切り。4節終了時に5位で更にプラスで暫定3位まで浮上。右斜め上

第5節終了時で大幅に順位をあげてきたのはやはり地力のある、
決勝候補本命 二階堂亜樹pと宮内こずえp。
宮内プロはリーグ戦で昇格してもおかしくない程、かなり強く
なってます。上位陣ではこの日、亜樹pと同じ卓だった目下ダン
トツで1位の桑原恵子pが大きな崩れもなく安定した戦いぶり。
前節4位の平岡pは▲71.3と大きく後退するも前節までの貯金が
あったのでプラスを維持。上位陣の対抗として王政芳pもこの日
はかなり調子が良かったように見えたのですが、終わってみれば
中盤はまだまだ混沌としてます。その混沌から一歩抜け出てきた
感のある2人のベテラン(亜樹p&宮内p)に対して若手成長株
の優木pや黒沢pがどういった対局を見せてくれるのかいよいよ
大詰めを迎える次節soon(1/20)も楽しみです。

<訂正ひらめき
 すみません。HPによると次節(↑)はもう決勝?みたいです。
 第5節はまだ全員打ち終わっていないので、清水香織p次第に
 なるかもしれませんが、暫定4位になった亜樹pまで決勝進出
 になるんでしょうかね。いずれにしても楽しみですexclamation


posted by MATSU at 03:42| 東京 ☁ | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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